初めての口頭発表の準備
発表の準備においては,
- 結論は何か.(結論は,一般性のあるとは言葉で述べられた成果のこと)
- 結論の証拠はどれか.........がわかるように数値例等を準備
- 結論の新規性はどこにあるか....がわかるように背景で説明
- 結論の価値(どう役に立つ)か....がわかるように背景で説明
を明確にしておく必要があります.背景は,一般的な知識の説明ではありません.
研究の成果が,理解できるように他の研究を引用して説明します.
たとえば,下記のように...
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結論
△という制約下で,○は,■のときに成立することを発見した.
それをどうつかうかは結論ではないが,結論のスライドに書いたほうがよい.
「この結果,???に!!!!というように適用可能.」というように.
手法
一般的な○の議論は困難.しかし△という制約下では可能.
△の制約は,XXXという意味.そこで△という制約下で検討.
目的
○の成立条件を明らかにする.
背景
高速な移動体データ通信が必要.そのためには周波数利用効率が高い変調が必要.
周波数利用効率の高い変調の研究はXXXXXがある.これらのいずれも○を仮定.
○の正当性は検討されていない.○の成立の範囲をみつけると▽ができるようになる.
どれくらい一般的なところからはじめるかは聴衆次第.
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ここで発表のスライドと順番が逆であることに注意しましょう.実際には,研究は,
- 漠然とした背景-> ( *研究 ->数値例 ->結論案 *へ戻る) ->結論
としてきていますね.発表の段階では,今ある結論から前にさかのぼってスライドを作ります.
その上で,前から順にみていって改善していきます.さらにまた後ろからさかのぼって
つじつまがあっているか,後ろから,前からチェックします.